御朱印について

当宮では御朱印帖をご持参の方へ、帖面に直接の記載のみとして書き置きでの対応はしていません。
社務所入り口でも掲示をしていますが、案内を見落とす方が多く その都度お断りをするため、我々も心苦しく思うことがあります。
何故に書き置きでの対応をしないのか。これには いくつかの理由があります。

まだ御朱印の書き置きを授与していた数年前のことです。応対をした者によると言語的に外国の方だったようですが、 こちらが渡した紙に書いた御朱印を社務所から出るなりクシャクシャと丸めて捨てて行ってしまいました。 すべて手書きだと思っていたのか、ほとんど判子ならいらないというような雰囲気だったようです。

御朱印には社寺や神様・仏様の名前が入っています。我々にとっては、それ自体が御札という感覚に近いものです。 その御朱印をそんな風に扱われてしまう。実際に目にするのはもちろん、話を聞くだけでも こんなに悲しいことはありません。
流行病の感染拡大防止のために、接触の機会を減らす書き置きという手段を取る社寺が増えたことと思います。 しかし参拝をして御朱印を頂く際には、是非とも帖面を忘れずに持ち運んでください。 我々 押す側も人間ですので、書き損じをしてしまうこと、朱印がキレイに押せなかったりしてしまうこともありますが、 出来る限り丁重に記帖をさせて頂いています。
理由を聞かれた際にはお話をしてきましたが、以上のような経緯もあり当宮では御朱印の書き置きでの対応はしていないことを改めてお知らせすると共に、 ご理解を頂きますようお願いします。

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